ミシュランガイド京都・大阪2025発表!4月1日から電子書籍版も登場

ミシュランガイド発表

開催日:4月1日

ミシュランガイド発表
ミシュランガイド京都・大阪2025の発表って何が新しいの?
今回のガイドでは、新たに3軒の二つ星が誕生し、初の電子書籍版が4月1日から利用可能になります。
ミシュランガイドの新しい星付きレストランはどこ?
京都では「高台寺 十牛庵」と「山荘 京大和」が二つ星に昇格し、大阪では「老松 ひさ乃」が二つ星に昇格しました。

「ミシュランガイド京都・大阪2025」の発表

2025年3月27日、ミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤ株式会社は、京都・大阪版の「ミシュランガイド2025」の全セレクションを発表しました。この発表は、同日14時30分にミシュランガイド公式ウェブサイトおよびアプリにて行われました。今回のガイドでは、総掲載軒数は469軒に達し、京都・大阪の最多掲載数を記録しています。また、電子書籍版も初めて発売され、書籍版とともに4月1日から利用可能となります。

16年目となる「ミシュランガイド京都・大阪2025」を発表総掲載軒数は469軒で京都・大阪の最多掲載数に 画像 2

新たな星の誕生

今回の「ミシュランガイド京都・大阪2025」では、新たに3軒の二つ星が誕生しました。京都からは日本料理の「高台寺 十牛庵/Kodaiji Jugyuan」と「山荘 京大和/Sanso Kyoyamato」が一つ星から評価を上げ、また大阪からは「老松 ひさ乃/Oimatsu Hisano」が同様に評価を上げました。

さらに、京都からは新たに2軒のミシュラングリーンスターが誕生しました。特筆すべきは、ラーメンのカテゴリーから世界初となる「ヴィーガンラーメン ウズ/Vegan Ramen UZU」が選ばれたことです。もう1軒はイタリア料理の「リストランテ ドーノ/ristorante DONO」で、こちらは日本料理の「草喰 なかひがし/Sojiki Nakahigashi」と親子でミシュラングリーンスターを受賞しました。

16年目となる「ミシュランガイド京都・大阪2025」を発表総掲載軒数は469軒で京都・大阪の最多掲載数に 画像 3

大阪からの新たなメンターシェフ

大阪からは初めてのメンターシェフが誕生しました。一つ星の日本料理「桝田/Masuda」の桝田兆史(ますだよしちか)氏が受賞しました。また、大阪においては「ミルパ/milpa」が日本初のメキシコ料理で一つ星に輝きました。

京都セレクションの詳細

京都セレクションにおいては、22種類の多様な料理カテゴリーから過去最多となる238軒が掲載され、そのうち新規掲載は40軒に上ります。新二つ星に昇格した「高台寺 十牛庵」は、広大な敷地に数寄屋の屋敷と美しい庭園を有し、古都の風習を伝える料理を提供しています。

もう一つの新二つ星「山荘 京大和」は、雅な盛り付けや季節に合わせた室礼が特徴で、和の総合芸術を体感できる料亭です。

新規一つ星の紹介

新規一つ星としては、以下の4軒が選ばれました:

  • 現代風料理「しろ/shiro」 – 島根と京都の食材を使用し、イタリアンをベースに和食の要素を取り入れたオリジナル料理を提供。
  • 日本料理「辻布紗/Tsujifusa」 – 丁寧に作られた料理を提供し、ソムリエ資格を持つ女将が日本酒やワインと合わせてくれる。
  • 日本料理「中満/Nakamitsu」 – 食材、料理、食べ手と真摯に向き合う割烹店で、新旧の仕事を交えた献立が特徴。
  • 寿司「菊乃井 鮨 青/Kikunoi Sushi Ao」 – 料亭「菊乃井」が開いたすし割烹の店で、独特な技法で仕上げられる寿司が魅力。

また、一つ星に評価を上げた「宮脇/Miyawaki」は独自の発想を凝らした料理を提供し、「ジャン-ジョルジュ アット ザ シンモンゼン/Jean-Georges at The Shinmonzen」はニューヨークのレシピを基にしたフランス料理を楽しむことができます。

大阪セレクションの特徴

大阪セレクションでは、24種類の料理カテゴリーから過去最多となる231軒が掲載され、そのうち新規掲載は36軒でした。新二つ星として評価を上げた「老松 ひさ乃」は、主人の久野正光(ひさのまさみつ)氏が伝統を踏まえた独自の料理を提供しています。

新一つ星には、以下の4軒が選ばれました:

  • 日本料理「西天満 市がや/Nishitemma Ichigaya」 – 大阪の地元食材を使用するカウンター割烹店。
  • 現代風料理「ルーツ ナカノシマ/Rooots Nakanoshima」 – ジャンルにとらわれない料理を提供するシェフが手掛ける。
  • メキシコ料理「ミルパ/milpa」 – 日本初のメキシコ料理の一つ星。
  • 日本料理「片町 川口/Katamachi Kawaguchi」 – 季節の野菜を使った淡く上品な料理を提供。

新規ビブグルマンとしては、天ぷらやスペイン料理など5軒が掲載されました。

特別なアワードの受賞者

「ミシュランガイド京都・大阪2025」では、特別なアワードも発表されました。メンターシェフアワードは、後進の育成に力を注ぐシェフに授与されるもので、今回は大阪の一つ星「桝田/Masuda」の桝田兆史氏が受賞しました。

サービスアワードは、おもてなしに優れたスタッフに授与され、京都の新二つ星「山荘 京大和」の女将、阪口順子氏が受賞しました。彼女は、日本の伝統文化を継承しながら、訪れる客を心からもてなす姿勢が評価されました。

ミシュランガイドの概要と今後の展望

「ミシュランガイド」はその卓越性と質の高さで広く支持を集めており、旅行者にとって信頼できるパートナーとしての役割を果たしています。1900年にフランスで初めて発行されて以来、ミシュランガイドは自動車の活用を促進し、旅をより安全で楽しいものにすることを目指してきました。

評価基準は、素材の質、料理技術、味付け、独創性、安定性の5つであり、世界中で一貫した基準で評価されています。ミシュランガイドは、レストランセレクションに加え、ホテルセレクションも展開し、公式ウェブサイトやアプリでの検索や予約が可能です。

項目 詳細
発表日 2025年3月27日
総掲載軒数 469軒
新二つ星 京都から2軒、大阪から1軒
新規掲載店(京都) 40軒
新規掲載店(大阪) 36軒
新たなミシュラングリーンスター 京都から2軒
メンターシェフアワード 桝田兆史氏(大阪)
サービスアワード 阪口順子氏(京都)

「ミシュランガイド京都・大阪2025」は、地域の飲食店の素晴らしさを伝える重要なセレクションとなっており、今後の発展が期待されます。詳細はミシュランガイド公式ウェブサイトにて確認できます。

参考リンク: