とっとり0929(和牛肉)の日 (記念日 9月29日)
皆さんは「とっとり0929(和牛肉)の日」をご存じでしょうか?この記念日は、鳥取県の誇る和牛、その特別な日を祝うために設けられました。
「とっとり0929(和牛肉)の日」の起源と意義
記念日の制定背景
この記念日は鳥取県牛肉販売協議会が制定し、鳥取和牛のブランド化と消費拡大を目的としています。
日付の0929は「わ(0)ぎゅう(9)に(2)く(9)」と読む語呂合わせで、親しみやすい記念日になっていますね。
また、2017年(平成29年)9月に開催された全国和牛能力共進会で鳥取和牛が肉質日本一に輝いたことが記念日制定の大きな理由です。
この日は、生産者や販売、行政が一体となって鳥取和牛の魅力を広める重要な役割を担っています。
鳥取和牛の歴史
鳥取和牛は1989年(昭和64年/平成元年)からブランド化を目指し、肉質改良に取り組んできました。
全国和牛能力共進会での栄誉は、長年の努力の結晶であり、鳥取和牛の更なるブランド力向上に繋がっているのです。
鳥取県は牛の生産地として古くから名を馳せ、日本初の和牛登録事業に取り組んだ歴史を持っています。
特に名牛「気高号」は、現在の有名ブランド牛の始祖として知られ、和牛界における重要な一ページを飾っています。
鳥取和牛オレイン55とは
鳥取和牛の中でも特に「鳥取和牛オレイン55」は、オレイン酸を55%以上含むことで知られ、その霜降りと口どけは絶品です。
気高号の血統を引くこのブランド牛は、和牛の質をさらに高めるためのブランド化の一環として認知されています。
鳥取和牛オレイン55は、まさに食の芸術品と言えるでしょう。
この豊かな風味と融点の低さからくる口どけは、肉愛好家ならずとも一度は体験してみたいものです。
鳥取和牛の文化的背景
大山と牛馬市の歴史
鳥取県には西日本屈指の霊山・大山があり、平安時代から大山寺への参拝と共に牛馬市が開かれてきました。
参拝者たちの間で牛馬の自慢話が始まり、その交換から大山牛馬市が生まれたと伝えられています。
江戸時代には日本三大牛馬市の一つとして、大山博労座が開かれるなど、鳥取県は牛の生産地としての歴史が深いのです。
このような背景が、鳥取和牛の品質の高さに繋がっていると感じられますね。
鳥取和牛の未来と記念日の役割
鳥取和牛のブランド力と展望
全国的な評価を受けた鳥取和牛ですが、これからも品質の向上とブランドの維持が求められます。
「とっとり0929(和牛肉)の日」は、鳥取和牛を全国に広めるための大きな一歩となっているのです。
生産者や消費者、行政が一体となり、鳥取和牛のさらなる発展を目指していくことが重要でしょう。
私たち消費者も、このような記念日を通じて、地域の特産品を支え、共に成長していくことができるのではないでしょうか。