日清オイリオ、4月にバンコク駐在事務所設立で化粧品市場を開拓

バンコク事務所設立

開催日:4月1日

バンコク事務所設立
日清オイリオがバンコクに新しく設立する事務所の目的は何?
バンコク駐在事務所は、化粧品原料市場の開拓を目的として設立され、東南アジアでのマーケティング拠点となります。
バンコク駐在事務所はいつ稼働を開始するの?
日清オイリオのバンコク駐在事務所は2025年5月から稼働を開始します。

ファインケミカル事業における新たな拠点設立

日清オイリオグループ株式会社は、2025年4月にタイのバンコクに「バンコク駐在事務所」を設立することを発表しました。この事務所は、化粧品原料市場の開拓を目的としており、2025年5月から稼働を開始します。日清オイリオグループは、これまで中国やスペインに拠点を持っており、経済成長が著しい東南アジア地域に新たな拠点を設けることで、ファインケミカル事業のグローバルシェア拡大を目指しています。

新中期経営計画「Value UpX」において、ファインケミカル事業の利益成長を基幹戦略の一つとして掲げており、バンコク駐在事務所はその実現に向けた重要なステップとなります。

バンコク駐在事務所設立の目的

バンコクは東南アジアにおける化粧品産業の中心地であり、日清オイリオグループはこの地にマーケティング拠点を設けることで、以下の目的を達成しようとしています。

  • 市場の動向を把握し、お客さまのニーズを直接捉えること
  • 迅速に最適なサービスを提供する体制を整えること
  • 当社のプレゼンスを高めること

これにより、顧客が求める製品や技術を正確に理解し、より良いサービスを提供することが可能になります。

さらに、バンコクに設置することで、日清オイリオグループが2024年12月に第三者割当増資の引受を行ったインドネシアの「PT. TAKAHA MULTICHEM INDONESIA」との連携を強化し、インドネシア市場の開拓に向けた戦略立案にも取り組んでいく計画です。

インドネシア市場における戦略

インドネシアは、平均年齢が若く、経済発展と人口増加が著しい市場です。日清オイリオグループは、将来的にインドネシアに独自の拠点を設置することも視野に入れており、特にHalal製品に対する需要が高いことから、Halal化粧品に対応した化粧品原料の拡充を進める計画です。

このような戦略を通じて、日清オイリオグループは、インドネシア市場における競争力を高め、持続可能な成長を目指します。

バンコク駐在事務所の概要

以下は、バンコク駐在事務所の具体的な情報です。

項目 詳細
事務所名 日清オイリオグループ株式会社バンコク駐在事務所
英語表記 Nisshin OilliO Group, Ltd. Bangkok Representative Office
住所 Room No.21 in NIPPON PARKING DEVELOPMENT (THAILAND) CO., LTD., 13th Floor, Ramaland building, no. 952 Rama IV Road, Khwaeng Suriyawongse, Khet Bangrak, Bangkok Metropolis 10500
開設日 2025年4月
所長 松本 恭平
所員数 3名

この新しい拠点の設立により、日清オイリオグループは、東南アジアにおけるビジネスの展開を加速させることが期待されます。

まとめ

日清オイリオグループ株式会社のバンコク駐在事務所の設立は、ファインケミカル事業のグローバルシェア拡大を目指す重要な一歩です。バンコクを拠点に、化粧品市場のニーズを直接把握し、インドネシア市場の開拓にも力を入れることで、企業の成長を促進させることが期待されます。

以下に、この記事で紹介した内容を整理しました。

項目 詳細
設立目的 化粧品原料市場の開拓
所在地 バンコク、タイ
開設日 2025年4月
所員数 3名
連携企業 PT. TAKAHA MULTICHEM INDONESIA

このように、日清オイリオグループの新たな挑戦が、今後のファインケミカル事業における成長に寄与することが期待されます。

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