正月事納め (年中行事 1月8日)

正月事納め
関東の松の内
1月7日まで
関西の松の内
1月15日まで
正月事始め
12月13日(現在の新暦)
松の内の旧習
もとは1月15日(小正月)まで
関連行事
どんど焼き(左義長)で正月飾りを燃やす

お正月飾りをいつ片付けるか、関東と関西では答えが違います。関東では1月7日、関西では1月15日——この日程の差は「松の内」と呼ばれる期間の違いから来ており、「正月事納め」はまさにその松の内が終わる日に行われます。

「正月事納め」とは、門松・注連縄・鏡餅といった正月飾りを取り外し、正月の諸行事を締めくくる日のことです。「松の内」あるいは「注連の内」とも呼ばれる期間が終わることを意味し、この日をもってお正月は正式に終わりを告げます。

もともと「松の内」は1月15日の小正月までとされていました。この風習が全国的に共通していた時代、正月飾りは小正月の翌日16日に片付けるか、あるいは小正月の行事「どんど焼き(左義長)」で燃やすのが一般的でした。どんど焼きは正月飾りや書き初めなどをまとめて燃やす火祭りで、その炎にあたると一年間無病息災でいられるとも伝えられています。現在でも関西や地方部では1月15日を松の内の末日とする地域が多く、この文化が色濃く残っています。

関東で松の内が1月7日に短縮されたのは、江戸時代のことといわれています。江戸幕府が正月行事の簡略化を推進した結果、1月7日を区切りとする慣習が広まったとされます。七草粥を食べる「人日の節句」(1月7日)とも時期が重なり、この日を節目とする習慣が定着しやすかったとも考えられています。

なお、正月の準備を始める日を「正月事始め」と呼び、かつては旧暦12月13日、現在は新暦12月13日に行われます。煤払いや門松用の松を山から切り出す「松迎え」などがこの日から始まり、「正月事始め」から「正月事納め」までの約1か月が、いわばお正月にまつわる一連の儀礼の全体像です。

現代では飾りの片付け忘れを避けるため、1月7日を目安にする人が多くなっていますが、どの日に片付けるにせよ、大切なのは「松の内が明けたら速やかに」という意識です。飾ったままにしておくことはかつては縁起が悪いとされており、歳神様をお送りする意味でも、きちんと納める日を決めることに意義がありました。

正月事納めは、華やかな年始の空気を日常へと戻す、静かな区切りの日です。

1月8日のカレンダー情報

六曜 赤口
吉日 神吉日、大明日、天恩日、母倉日
月齢 19.1

1月の二十四節気・雑節

  • 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
  • 大寒(だいかん) 1月20日(火)
  • 冬の土用(どよう) 1月17日(土)